2024/01/19

Bくんとの出会い その10

 14.席替え

 2回目の席も私が決めました。


 Bには近くにいてもらいたかったので、右の通りとしました。

 事前にBを呼び、

「Bくん。Bくんには先生と一緒に勉強してもらいたいので、この席に座ってもらいたいのですがいいですか。」

 これに対して、Bは「いいです。」

 ちなみに、このあともBの席はずっとこの場所にしました。もちろん、毎回、事前に打診をして。それをしないと、「みんな席の場所が変わるのに、何で、いつもぼくだけ同じ場所なの?」と思われてしまうからです。

 ところで、Bのとなりにはだれもいません。それは、「隔離」したわけではなく、本人の希望なのです。

「となりに誰かがいると気が散るので、一人がいいです。」

 そう言ってきたのです。

 このことは、子どもたちにも伝えました。

 Bは、授業中、きちんと取り組むようになりました。手を挙げ発言することもしばしば。

 そして、後期になると、こういうふうに言うようになってきました。

「一人はさみしいです。」

 そこで、

「わかりました。ところで、となりは、男の子がいいですか。女の子がいいですか。それとも、どちらでもいいですか。」

 Bの答えは「男の子がいいです。」

 となりに座ることになった子は、嫌な顔ひとつしませんでした。その後もそうでした。    (つづく――次回、最終回です)





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学級だより №266