前回のつづきです。
「総面積5万坪の我が社の工場は、今から25年前、社長が32歳の時、画期的な基本技術を見出し、わずか5坪のプレハブの実験室で開発を始め、それを2人の仲間が支えて製品化に成功し、その後急成長した結果、生まれたものである。」
言いたいことは何となくわかるような気もしなくはないのですが、わかりづらいですね。
これを短く区切ってみてください。
前回の例文を初級とすると、これは中級レベルです。
みなさんなら、どう修正されますか?
これを、こんなふうにしてみたらどうでしょうか。
「今から25年前、社長が画期的な基本技術を見出し、わずか5坪のプレハブの実験室で開発を始めた。32歳の時であった。それを2人の仲間が支えて製品化に成功し、その後急成長を遂げた。現在の工場の総面積は5万坪に達している。」
(参考文献:阿部絋久著「簡単だけど、だれも教えてくれない77のテクニック 文章力の基本」)
わたしは、あゆみ(通知表)や要録の所見、学級だよりなどを書くとき、1つの文を短くするということ、つねに意識するようにしています。 (つづく)
0 件のコメント:
コメントを投稿