2023/07/15

文章の書き方について その3

 前回のつづきです。

「総面積5万坪の我が社の工場は、今から25年前、社長が32歳の時、画期的な基本技術を見出し、わずか5坪のプレハブの実験室で開発を始め、それを2人の仲間が支えて製品化に成功し、その後急成長した結果、生まれたものである。」

 言いたいことは何となくわかるような気もしなくはないのですが、わかりづらいですね。

 これを短く区切ってみてください。

 前回の例文を初級とすると、これは中級レベルです。

 みなさんなら、どう修正されますか?

 これを、こんなふうにしてみたらどうでしょうか。

「今から25年前、社長が画期的な基本技術を見出し、わずか5坪のプレハブの実験室で開発を始めた。32歳の時であった。それを2人の仲間が支えて製品化に成功し、その後急成長を遂げた。現在の工場の総面積は5万坪に達している。」

(参考文献:阿部絋久著「簡単だけど、だれも教えてくれない77のテクニック 文章力の基本」)


 わたしは、あゆみ(通知表)や要録の所見、学級だよりなどを書くとき、1つの文を短くするということ、つねに意識するようにしています。           (つづく)



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学級だより №64