2023/07/17

文章の書き方について その4

 前回の続き――最終回です。

 学級だよりや指導案、あゆみの所見などを書くとき、気をつけていることがもう一つあります。

 それは、「修飾語を直前に置く」ということです。

 例えば、

①彼はすべて人生が狂ったのは、病気のせいだと考えるようになった。

②彼は人生が狂ったのは、すべて病気のせいだと考えるようになった。

 ①と②、どちらがわかりやすいですか。明らかに②ですよね。

「書いている人は、全ての関係を分かっています。だから、つい、思いついた順に書いてしまいがちです。しかし、読む人は何も知らないので、書かれた順に言葉を受け止め、理解するしかないのです。」

(阿部絋久 「簡単だけど、だれも教えてくれない77のテクニック 文章力の基本」より)


「修飾語は、被修飾語の直前に置くと読みやすくなるよ。」

 私は、一緒の学年を組んだ方の所見を読ませてもらった後、いつもこのようなアドバイスをすることにしています。                   (終わり)

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学級だより №64