前回のつづきです。
「最近、あるコンビニは、店舗内で焼き上げたパンの販売を始め、自然志向・健康志向の製品を中心とした品ぞろえは、従来のコンビニとは一線を画したものであり、20代、30代の女性をターゲットに新機軸を打ち出している。」
上の文、長いですね。読んでいて疲れてきます。
阿部絋久さんの言葉を借りれば「一度にたくさんの情報を運ぼうとする」からいけないのです。
上の文章を下のようにすれば、すっきりします。
「最近、あるコンビニは、店舗内で焼き上げたパンの販売を始めた。自然志向・健康志向の製品を中心とした品ぞろえは、従来のコンビニとは一線を画したものである。20代、30代の女性をターゲットに新機軸を打ち出している。」
1つの文で運ぶ情報は1つ――これを基本にしたいですね。
(参考文献:阿部絋久著「簡単だけど、だれも教えてくれない77のテクニック 文章力の基本」)
ところで、長い文、疲れる文を書くのは、子どもだけではありません。
われわれ教員も、そういう傾向にあります。
それを特に感じるのは、指導案の「指導観」や「児童観」。
また、指導書やネットなどに載っているものをコピペしてつなぎあわせたと思われるものもとても多いです。
何を伝えたいのか、全くわからない――そういう指導案、けっこうあります。
文章はなるべく簡潔に、そして、「自分の言葉」で書きたいものです。 (つづく)
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