№ 68 2024年6月25日
前号のつづきです。
説明文の学習は、全体を削り取り、エキスを抜き出す──小さくしていく──ようなものです。
逆に、物語文の学習は、一つの言葉や文からイメージをふくらませていく──大きくしていく──ようなものだと言えるでしょうか。
3年生では、だいたいこのくらいのことができれば、十分だと思っています。
しかし、上の学年に行ったら、さらに次の段階、「文章を吟味する」ことができるようになってもらいたいと思います。
どういうことかと言うと、書かれていることが本当に正しいのか、論理に矛盾はないかと吟味をするのです。
実は、教科書に載るような説明文にも、中には書かれている内容がわかりにくいものも少なくありません。
また、文と文・段落と段落の間の論理関係が矛盾していたり、問題提起と結論とが整合していなかったりすることもあるのです。
教科書に載る作品が、どれも「完璧」であるとは言い切れないのです。
そのような作品に出会ったときは、どこに問題があるのか、どこをどう直したらいいかを考える、いい機会とも言えます。
書かれている文章を批判的に読む、これも大事な勉強の一つであると思っています。
これを「吟味読み」と読んでいますが、あら探しをするようなものなので、別名「意地悪読み」とも言われています。
しかし、批判的に読む力は、とても大事なものです。
それができるようになれば、国語の力はかなりついたと言えます。
そのためにも、まず、文章全体の構造を読む・要約がしっかりできる、そういう力をいろいろな作品を通して、しっかりつけていきたいと思っています。
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