№ 163 2024年11月13日
「先生、私は何もしていないのに○○君がぶってきました。」
「私は何も言っていないのに、○○ちゃんが悪口を言ってきました。」
低学年や中学年を受け持つと、子どもたちからこういう「苦情」を受けることがあります。
何もしていないのにぶったり悪口を言ったりするなんて、何てひどい子なんだ・・・・。訴えてきた子の話だけを聞くと、そういうふうに思えてきます。
しかし、「私は何もしていないのに・・・・」ということは、めったにありません。悪口を言いたくなるようなきっかけがあることがほとんどです。
また、その場では「何もしていない」ということもあります。しかし、よくよく事情を聞いてみると、少し前に何かをされ、それで腹を立ててぶってしまったといったことがほとんどです。
トラブルの原因は、大抵、どちらにもあるわけです。
「親は、自分の子どもの話しか聞けないから、大変ですよね。わが子から『何もしていないのに、○○君にぶたれた』などと聞かされたら、相手は一体どんな子なのかと思いたくなってしまいます。でも、子どもというのは、自分に都合の悪いことは言ったりしないものです。」
──以前、ある先生がこんなことを話していました。
子どもは、自分が大変な目にあった、いやな思いをしたということを大人にわかってもらいたいという気持ちを持っています。「何もしていないのに」という「枕(まくら)詞(ことば)」をつけるのは、その表れです。
ところで、こういう形での訴えは、このクラスでもあったりしますが、それでも4月当初に比べ、少なくなりました。自分のしたことを棚に上げて、相手のことだけを言うのはよくないことだと感じるようになってきたのではないかと思います。
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