学級開き 1日目に心がけていることの一つは「連絡帳はきれいに書かせる」です。
連絡帳の指導をする方、あまりいないと思いますが、私は大事だと思っています。
なぜなら、学校と家庭とを子どもを通して結ぶ大事なアイテムだからです。
「これから連絡帳に連絡を書きます。先生と同じペースで、そして、同じ形で書きましょう。出来上がったら、先生のところに持ってきます。きれいに書いてあったらハンコを押します。」
そう言ったあと、「宿題 漢字 持ち物 音楽バッグ 給食ぶくろ・・・・」と声を出しながら板書します。
その際、体裁も整えます。
ちなみに、この「担任が声を出しながら板書し、子どもはそれと同じペースでノートに書く。」ことを「とも書き」と言うそうですが、これは授業で「めあて」を書くときにもよくやります。
さて、体裁を整えながらていねいに書くと、見栄えがよくなります。字が多少上手でなくても、きれいに見えます。
これだけで、3月までに書いていたものとは、比べものにならないくらいよくなります。
そして、子どもが出来上がった連絡帳を持ってきたら、「きれいに書いたね!」「すばらしい!」と全員に聞こえるように言いながら、ハンコを押します。
また、親はその連絡帳を見ると、そのきれいさに驚き、今年は違うと思ってくれます――4月の保護者会でも、そのことを話題にしてくれる方がいます。
最初が肝心です。
ちなみに、上のような取り組みは、はじめの数日だけです。慣れてきたら、子どもたちに任せます。ただ、放っておくと手抜きをする子が出てくるので、ハンコを押すときの「賞賛」は欠かしません。
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