夏休みになる前日、下のような学級だよりを出しました。
№ 96 2024年7月19日
山梨県では、子どものことを「ぼこ」と言います。ちなみに、カイコ(蚕)のことも「ぼこ」または、「おぼこさん」と言います。子どもとカイコ、何の関係もないようなこの二つが、なぜ、同じ「ぼこ」と言う言葉で表されるのでしょうか。
山梨県では、その昔、養蚕業が盛んでした。カイコは、生活をしていく上でなくてはならない、とても大切な「宝物」だったわけです。「宝物」ということでは、子どもも同じです。家族にとって欠かせない、大切な大切な「宝物」です。
この「ぼこ」という言葉には、もともと「宝物」という意味があるのではないでしょうか──あくまでも私の推測に過ぎませんが。
そう言えば、万葉詩人の山上憶良は、次のような歌を詠んでいます。
「銀も 金も玉も 何せむに まされる宝 子にしかめやも」
さて、明日からいよいよ夏休み。
今から40年近く前、私が新卒の時、最初に受け持ったクラスのあるお母さんが、夏休みについてこんなことを言っていました。
「学校では、夏休み中も規則正しい生活をしましょうと言いますね。でも、私は夏休みだからこそ規則正しくない生活をすべきだと思います。」
これ、言葉としては過激ですが、言わんとしていることはその通りだと思います。つまり、「夏休みのようなときにしかできない経験をたくさんすべき」だということです。
田舎へ行って、夜中ずっと起きていて、星の観察をするのもいいでしょう。日の出前に起きて、つりに出かけるのもいいでしょう。
また、うんと「こきつかう」のもいいかもしれません。子どもたちは、教えてあげればある程度のことができると思います。はじめは、「じれったい」「自分でやった方が早い」と思われるかもしれませんが、そのうち「こんなこともできるの?!」と驚かれるようになるのではないでしょうか。
これも、ふだんはなかなかできないこと、「夏休みのようなときにしかできない」ことです。
とにかく、夏休みしかできないことをいろいろしてほしいと思います。もちろん、健康と安全には十分に気をつけて。
では、よい夏休みをお過ごしください。
私の勤めている学校は、明日から2学期が始まります。
子どもたち、どんな夏休みを過ごしていたでしょうか。
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