2024/10/21

学級だより №132・133

 № 132・133 2024年10月16日


 今日も理科――音のせいしつ――の続きです。

 子どもたちは、前の時間に「音が出ているとき、その物はふるえている」ということを実験で確かめました。そのあと、ノートに「まとめ」(学習してわかったことや、もっと調べてみたいこと)を書きました。

 子どもたちのノートを見てみると――何人かの子が「音の大きさが変わると、ふるえ方はどうなるのだろう。」といったことを書いていました。そこで、次の時間は、それを実験で確かめることにしました。

    音の大きさが変わると,もののふるえの大きさも変わるのだろうか。

 これが、この時間の課題です。

 子どもたちは、早速、ノートに自分の予想を書いていきました。「理由」も添えて。

 そして、どのような予想を立てたのか、発表させたのですが、ほとんどの子が「変わる」と答えていました。

 前の時間は、「楽器は音が出ているときふるえているけれど、楽器でないものはふるえない。」と予想した子も多くいたのですが、どの「物」もふるえることがわかったため、「変わる」と予想したようです。

 意見が出尽くしたところで、実験開始です。

 子どもたちに提示したものは、次の4つでした。

        A・たいこ B・シンバル C・トライアングル D・音叉(おんさ)

 前の時間と同じです。

 この実験、本当は全員にやってもらいたいところですが、場所も物の数も限られているので、代表の子にお願いしました。

 まずは、たいこから。

 たいこの革に手を当ててもらい、ばちで軽くたたくと、「ドン」と音がしました。すると「少しふるえています。」

 続いて、思い切りたたくと「ドン!」とすごい音がしました。たいこの革に手を当てていた子が、思わずその手を引っ込めてしまうほどでした。

 かなりふるえたようです。

 シンバルもトライアングルも音叉も同様の結果でした。

 音が小さいときと大きいときとでは、ふるえ方はかなり違うようです。

 しかし、代表になった子は、身をもって体感することができましたが、それ以外の子はそれを感じることができません。そこで、次のようなことをしました。

 左の写真(写真は略)は、ひもをつけたピンポン玉をたいこにくくりつけたものです。この状態でたいこを軽くたたくと、ピンポン玉は少し動きます。しかし、思い切りたたくと大きくポーンとはねあがります。

 左の写真(写真は略)は、音叉をたたき、水の中に入れたものです。軽くたたいただけでは、ほとんど反応はありませんが、思い切りたたいて入れると、水が四方八方に大きく飛び散ります。

 たいこの実験でも、音叉の実験でも、子どもたちから、大きな歓声が起こりました。

 そのあと、「オシロスコープ」の画面を見ました。オシロスコープとは、音の大小や高低などを波形として見ることのできる装置です。子どもたちが小さい声を出したときは、波は小さいのですが、大きな声を出すと波も大きくなります。また、声を変えると、波形も変わるので、子どもたちはいろいろな声を出して楽しんでいました。

 一通り、実験が終わった後で、最後にこんな話をしました。

「みなさんは、今、声を出しましたが、声も『音』の仲間ですね。ということは、みなさんが声を出しているときは、体の中のどこかの部分がふるえているということになりますね。それは、どこにあると思いますか――実は、のどのあたりにあるのです。これを『声帯』といいます。」

 そのように言うと、みな、のどに手をあて「あー」と声を出し始めました。すると、

「本当だ、ふるえている。」

2024/10/19

学級だより №130・131

 № 130・131 2024年10月15日


 今日は理科についてです。

 理科では、今「音のせいしつ」という学習をしています。楽器などの「もの」が音を出しているときは振動をしていること、また、音が大きくなればなるほど、その振動も大きくなること――そういったことを勉強していきます。

 まず初めに、右のようなギター(写真は略)を子どもたちに見せました。ギターといっても、100均で買ってきた小さなおもちゃなのですが、それでもこのようなものを授業で見せると、子どもたちは目を輝かせてくれます。

「みなさんに質問です。このギターを鳴らすにはどうしたらよいですか。」

 子どもたちにこのように言うと、すかさず「糸(弦のこと)を弾けばいいです。」という答えが返ってきました。そこで、その通りにすると「ボ~ン」と音がなりました。当然と言えば当然ですし、本物とは似ても似つかぬ音でしたが、それでも楽しいものです。

 続いて、

「この音は、どこから出ているでしょう。」

と聞いてみました。

 すると、ある子が「ギターの穴からだと思います。」と予想しました。周りの子も、うんうんとうなずきます。

  そのあと、別の子が「ぼくは弦から音が出ていると思います。」と答えました。これに対しても、うんうんとうなずく子が。

 そこで、

「では、この穴を紙でふさいで弦をはじいてみましょう。音は出ると思いますか。

 もし、出なくなったとしたら、音はギターの穴から出ていたことになります。逆に、『ボーン』と鳴れば音は穴ではなく弦から出ているということになりますね。」

 そして、実際にやってみると――はじめに比べてかなり小さくなったものの、音は鳴りました。

「ギターの音は、弦から出ていたようです。でも、穴をふさいだら音は小さくなりましたね。このギターの穴と胴は、音を大きくさせる働きがあるようです。

 ちなみに、ここまではこの時間の学習の「ウォーミングアップ」。これからが本題です。

「ギターの弦が音を出していると時、弦がふるえていたのは見えましたね。では、次のものが音を出しているとき、ふるえているでしょうか。」

 子どもたちに提示したものは、次の4つでした。

    A・たいこ B・シンバル C・トライアングル D・音叉(おんさ)

 AからCは楽器、Dは理科の実験道具です。

 子どもたちの予想は、左の通りでした。(表は略)

 そして、実験。

 まずは、たいこから。

 たいこの革に手を当ててもらい、ばちでたたくと――「わー、ふるえている!」

 そのあと、たたいた側と反対側をさわってみると――「こっちもふるえている!」

 シンバルもトライアングルも同じような結果でした。

 ちなみに、トライアングルについては、そのあと一辺を強く握ってもらった状態でたたいてみたのですが――「カン!」と鳴っただけで、少しも響いてはくれません。

「強く握ったから、トライアングルがふるえることができなくて響かなかったのだと思います。」

  そして、最後に音叉をたたいてみました。結果は――「これも ふるえている!」

  これらの実験から、ものが音を出しているときはふるえている(らしい)ことがわかりました。

 次の時間は、音の大きさを変えると、ふるえ方はどうなるか――といったことについて学習しました。                           (つづく?)

2024/10/15

学級だより №128・129

 № 128・129 2024年10月11日


 「もんがまえ」のつづきです。

 一般に、漢字は、大きく4つの種類に分けることができます。

 指事文字・象形文字・会意文字・形声文字です。

 このうち、

「指事文字」は、「上」「下」「一」「二」など、形のないもの

「象形文字」は、「木」「魚」「鳥」「馬」などのように、もののかたちをかたどったもの

「会意文字」は、「鳴 = 口+鳥」「畑 = 火+田」などのように、意味のある漢字を2つ以上組み合わせ、別の意味になるもの

「形声文字」は、音を表わす部分と、意味を表わす部分で構成されているもの  です。

 無数にある漢字ですが、その9割は「形声文字」であると言われています。

       

 上の表(表は略)の漢字は、全て「形声文字」です。これらの漢字の音を表す部分を□でかこみ、漢字の読み方と部首を書くと、こうなります。

         (図は略)

 形声文字の部首は、その漢字の意味を表しています。また、それ以外(つくり)は、その漢字の読み(音)にあたります。

 ですから、「絵」は、「会=カイ」と読み、「校」は「交=コウ」と読みます。

 部首は、それぞれ「糸」と「木」となります。

 また、「想」の音を表す部分は「相(ソウ)」です。ですから、部首は「心」です。

「案」の音を表す部分は、「安(アン)」です。ですから、部首は「木」になります。

「案」の部首は、「うかんむり」ではありません。

「究」も音を表す部分は「九(キュウ)」です。ですから、部首は、「うかんむり」ではなく「あなかんむり」となります。

 そして、

「問」は、「モン」と読みます。「モン」という読みを表しているのは「門」です。

 ですから、「問」の部首は、「門」ではなく、「口」となります。

 また、「聞」は「ブン」と読むことが多いですが、「聴聞会」のように「モン」とも読みます。「モン」という読みを表しているのは、やはり「門」。

「聞」の部首は「耳」となるわけです。

 それに対して、「開」や「閉」は「モン」とは読みません。これらの漢字の部首は「もんがまえ」となります。

 このような説明をすると、みんな、「なるほど。」。

「実は、大人でも、『問』や『聞』の部首は『もんがまえ』だと思っている人、けっこういるようです。90%ぐらいの人は、間違えるのではないでしょうか。」

 このように話すと、

「家に帰ったら、ママに、この問題、出してみようかな。」「ぼくも。」「わたしも。」

――こんな声が聞こえてきました。

2024/10/13

学級だより №125

 № 125 2024年10月9日


 今日は国語についてです。

 かなり前になりますが、国語の時間に「漢字の組み立て」という学習をしました。ここでは、「漢字は、へんやつくりなどから構成されていることについて理解することができる。」ことが、めあてとなっています。

 とは言っても、子どもたちはすでにこのことをよく理解しています。ふだんの新出漢字の練習の中で

  「この漢字の部首は何ですか?」 

  「きへんです。」「にんべんです。」「さんずいです。」「くさかんむりです。」

といったやりとりをしているからです。ですから、この「漢字の組み立て」という学習は今までやってきたことの再確認といったものでしょうか。

 さて、この授業は予定よりも早く進み、時間が少し余ったので、こんな「脱線」をしました。

 まず、「これは、4年生で習うことですが。」と前置きをしたあと

「部首が『もんがまえ』の漢字にはどのようなものがありますか。」

と尋ねてみました。

 子どもたちからは、「問」「聞」「開」「閉」「間」「闇」が出されました。

 そこで、

「実は、この中に『もんがまえ』ではない漢字があります。それも1つではなくて、2つです。」

と話しました。すると、こどもたちは「え?」という表情をしました。

 そして、正解は「問」と「聞」だと言うと「え~!!」という声があがりました。

「本当ですよ。『問』と『聞』以外の漢字の部首は『もんがまえ』ですが、『問』と『聞』は違います。

『問』の部首は『口』で、『聞』の部首は『耳』です。」

 すると、

「えー、何でだろう。全部同じ形(「門」の部分のこと)をしているのに・・・・何が違うんだろう。」

 もっともな疑問です。                      (つづく?)

2024/10/04

学級だより №117

 № 117 2024年9月30日


 ここ数日、学級だよりに「継続は力なり」といったことを書きましたが、この言葉は、大正から昭和初期に活動した住岡夜晃(すみおかやこう)という浄土宗の宗教家の詩に書かれたものです。

 住岡夜晃は、広島県の山村で生まれました。小学校教員を9年間勤めた後、親鸞上人の教えを説くことにその54年の生涯を捧げたのだそうです。

 日本とアメリカのプロ野球で活躍したイチローさんは、こう言っています。

「僕は、高校生活の3年間、1日にたった10分ですが、寝る前に必ず素振りをしました。その10分の素振りを1年365日、3年間続けました。これが誰よりもやった練習です。」

 10分を3年間継続すると決め、実際に行ったイチローさんが、いかに強い人間なのか、よくわかります。

学級だより №266