№ 128・129 2024年10月11日
「もんがまえ」のつづきです。
一般に、漢字は、大きく4つの種類に分けることができます。
指事文字・象形文字・会意文字・形声文字です。
このうち、
「指事文字」は、「上」「下」「一」「二」など、形のないもの
「象形文字」は、「木」「魚」「鳥」「馬」などのように、もののかたちをかたどったもの
「会意文字」は、「鳴 = 口+鳥」「畑 = 火+田」などのように、意味のある漢字を2つ以上組み合わせ、別の意味になるもの
「形声文字」は、音を表わす部分と、意味を表わす部分で構成されているもの です。
無数にある漢字ですが、その9割は「形声文字」であると言われています。
上の表(表は略)の漢字は、全て「形声文字」です。これらの漢字の音を表す部分を□でかこみ、漢字の読み方と部首を書くと、こうなります。
(図は略)
形声文字の部首は、その漢字の意味を表しています。また、それ以外(つくり)は、その漢字の読み(音)にあたります。
ですから、「絵」は、「会=カイ」と読み、「校」は「交=コウ」と読みます。
部首は、それぞれ「糸」と「木」となります。
また、「想」の音を表す部分は「相(ソウ)」です。ですから、部首は「心」です。
「案」の音を表す部分は、「安(アン)」です。ですから、部首は「木」になります。
「案」の部首は、「うかんむり」ではありません。
「究」も音を表す部分は「九(キュウ)」です。ですから、部首は、「うかんむり」ではなく「あなかんむり」となります。
そして、
「問」は、「モン」と読みます。「モン」という読みを表しているのは「門」です。
ですから、「問」の部首は、「門」ではなく、「口」となります。
また、「聞」は「ブン」と読むことが多いですが、「聴聞会」のように「モン」とも読みます。「モン」という読みを表しているのは、やはり「門」。
「聞」の部首は「耳」となるわけです。
それに対して、「開」や「閉」は「モン」とは読みません。これらの漢字の部首は「もんがまえ」となります。
このような説明をすると、みんな、「なるほど。」。
「実は、大人でも、『問』や『聞』の部首は『もんがまえ』だと思っている人、けっこういるようです。90%ぐらいの人は、間違えるのではないでしょうか。」
このように話すと、
「家に帰ったら、ママに、この問題、出してみようかな。」「ぼくも。」「わたしも。」
――こんな声が聞こえてきました。
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