№ 192 2024年12月17日
前号(「重さ」の学習)の続きです。
「どちらが重いか」「どれが重いか」を調べるときは、直接持ってみたり、てんびんなどの道具を使ったりすればわかります。
③しかし、「どれだけ重いか」を調べるには、別の方法が必要です。
この場合は、同じ重さのおもりをてんびんに載せ、その数の多少で「どれだけ重いか」を調べます。
さて、この時のおもりは、正式な分銅でなくてもかまいません。10円玉といった硬貨など、何でもいいのです。
例えば、片方が10円玉5枚分の重さで、もう片方が10円玉3枚分の重さだとしたら、前者の方が10円玉2枚分、重いということになります。
これを「個別単位」(「任意単位」とも)と言います。
日本には、「貫」という重さの単位があります。また、アメリカでは「ポンド」という単位を使います。これらは、一種の「個別単位」といえるでしょう。
この「貫」や「ポンド」は、それぞれの地域では便利な単位でしょうが、互いが交流するとなると「換算」しなければいけません。
④そこで、万国共通の単位が必要になります。
ここで初めて、重さの万国共通の単位、「g」が登場します。万国共通の単位──これを「普遍単位」と言います。
「重さの単位は“g”と言います。」などと「天下り式」に教えてしまうと、重さの本質も単位のありがたみも理解できません。そこで、学校では前号から続く4つの段階を踏んで学習しています――「直接比較」などの用語は教えていませんが。
この「直接比較」「間接比較」「個別単位」「普遍単位」という4つの段階を踏む学習(指導)を「量の4段階指導」とよんでいます。
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