№ 207・208 2025年1月14日
今日は、算数についてです。
昨年末の算数の時間、「単位」について確認をしました。
学校では、上の表のような単位を学習します(表は省略)。また、ふだんの生活でもよく見かけます。
ただし、「dL(デシリットル)」は例外です。
算数の教科書では、おなじみの「dL」ですが、日常生活では全くと言っていいほど使われていません。
ところで、ずっと以前のことですが、あるラジオ番組を聴いていたら、「読者からの投稿」ということで、こんな話をしていました。
「私は、小学生の娘を持つ母親です。この間、娘が学校から、こんな宿題を持って帰ってきました。
家の中で、『dL』を見つけてきましょう。
そこで、親子で調べてみることにしました。しかし、家中どこを探しても見つかりません。
結局、娘は、この宿題をやっていくことができませんでした。
ところで、『dL』って、一体どこで使われているのでしょう。また、先生は、そのことをご存じなのでしょうか。」
算数の「かさ」の学習では、「dLます」がよく使われます。「Lます」では大きすぎ、また、「mLます」では逆に小さすぎて、どちらも扱いづらいからです。小学生にとって「dLます」が一番手頃な大きさだと言えるでしょう。
しかし、実生活の中で「dL」という単位を見ることはありません。ですから、上の「家の中で、“dL”を見つけてきましょう。」という宿題には、確かに無理があるようです。
ところで、表の ※ にも単位があります(表は省略)。“c”と“L”を組み合わせた、その名も「cL(センチリットル)」です。初めて聞かれたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、この「cL」という単位は、欧米産のワインやウィスキーに表示されていることがよくあります。720mLではなく、72cL といった具合に。
大きなスーパーやデパートなどの洋酒コーナーに行けば、きっとお目にかかることができるはずです。
ちなみに、「dL」は、野菜の種を買うときの単位として使われることがあります。「大根の種 2dLあたり○○円」といった具合に。これは、昔「1合」を単位として使用していた名残だそうです。現在は、法律の定めで「1合」という単位が使えません。1合(180mL)に近くて、きりのよい「2dL(200 mL)」が販売単位になったのだとか。
また、健康診断でよく登場する、コレステロール値や血糖値などの単位は、「mg/dL」です。
余談ですが──。
「リットル」という単位。数年前まで教科書では、小文字の筆記体で表していました。しかし、最近の教科書では大文字の活字体になっています(「L」)。
一般に、単位は小文字の活字体で表します。世界的に見ると、筆記体で表すことはほとんどないようです。
しかし、「L」の小文字は「l」です。これだと、数字の「1」と混同しがちです。そこで、「リットル」の場合は、大文字を使って「L」と表すそうです。
ちなみに、「mL」は、小文字を使って「ml」と表すこともあります。そんな話を子どもたちにしたら、ある子が
「先生、ぼく、それを見たことあります。」「私も。」
このことと関連して――。
先週、冬休み明け初日のこと。ある子がこんな報告をしてくれました。
「先生、この間、『cL(センチリットル)』を見つけました! お店で売っているワインに、『cL』と書いてありました!」
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントをお待ちしています。よろしくお願いいたします。