2023/11/29

水を冷やして凍らせる実験

4年生の水の三態変化の学習で、

ビーカーと氷と食塩水を使って、試験管の中の水を凍らせる実験がありますね。

これが、なかなか凍らないことがあります。

でも、下の方法を使うと、簡単に凍らせることができます。



飽和食塩水は、冷凍庫に入れておけば、くり返し使うことができます。

2023/11/25

沸騰した水から出るあわの正体を調べる

  4年生の「水の三態変化」の学習では、沸騰した水から出るあわの正体を調べる実験をしますね。

 この実験、ふつうは、ロートにビニール袋を取り付けて、あわ(水蒸気)を集めますが、私はビニール袋の代わりにビニールの手袋を使ってみました。

 この方がふくらんだりしぼんだりする様子がよくわかります。

 何より、パンパンにふくらんだ格好がとてもおもしろく、子どもたちに大受けします。





2023/11/22

空気が乾燥している時期の黒板ふきの扱い方

もうすぐ師走。空気が乾燥する季節になりました。
この時期になると、黒板ふきで黒板をふいても、なかなかきれいになりません。
それでも、下のようにちょっとした手間をかけると・・・・。






 

2023/11/17

ワークテストなどを集めるとき

 みなさんは、ワークテストを集めるとき、どのようにしていますか。

後ろの子が集めてくるのが一番簡単でしょうが、点数を入力するとき手間ですよね。

かと言って、出席番号順に持ってこさせるのでは時間がかかります。

ちなみに、私は下のようにしています。


①出席番号順にいくつかのグループに分ける

仮に40人のクラスだとすると、それを8人ずつ

1~8、9~16、17~24、25~32、33~40 と、5つのグループに分けています。


②グループごとに集める ―― 各グループの一番最後の子のところに持っていく

1番から7番の子は8番の子のところに行きます。

まず、8番の子が自分のワークテストを机の上に置き、続いて、7・6・5・4・3・2・1と重ねていきます。


③集まったところから担任のところに持っていく

各グループの一番最後の児童が担任のところに持っていきます。

担任は、その束を出席番号順に重ねていきます。


一人一人が持ってくるのとは違い、短い時間で回収できます。

多くの学級は、4月当初は出席番号順に座らせていると思います。

その時期にこの手順を知らせます。

そうすれば、席替えをしてもスムーズに進めることができます。


なお、この方法だと、担任のところに持っていく子は、1年間同じということになります

(変えてもいいでしょうが)。

そこで、持ってきたときには、「いつもありがとう」「とっても助かります」などの声かけをするようにしています。


2023/11/04

休み時間に教室を走り回る子がいたとき

 休み時間に教室を走り回っていた子がいます。その子に何と言って指導しますか?

「机にぶつかってけがをするかもしれませんよ。危ないからやめなさい。」

そのように指導する方、多いと思います。


休み時間に教室を走り回る――これには、大きく3つの問題があります。

①ぶつかって、けがをする――かもしれない。

多くの教員はこれを理由に指導するでしょう。わたしも、新卒の頃はそうでした。

しかし、仮にけがをしたとしたら、それは自業自得です。走り回った本人が悪いのですから。とは言っても、担任は管理責任を問われるでしょうが。

②ぶつかって、けがを負わせる――かもしれない

こうなると厄介です。けがを負った子には何の落ち度もないのですから。

親が出てきますから、面倒なことになりかねません。


とは言っても、こうなることは稀です。まず、ありません。

ですから、これを理由に指導しても効果はあまり期待できません。

①も②も仮定の話です。それよりも説得力のある理由は


③楽しいことを「勝手にやってずるい」――です。

この指導は、クラス全員がいる前でやります。

まず、自席で立たせます。子どもたちは、その時点で「『危ないからやめなさい』と言われるだろう。」と思うことでしょう。低学年の子でも、そのくらいは考えるはずです。

子どもが予想できる方法で指導しても、効果はありません。代わりにこう言います。

「あなたたちは、ずるいです。」

これを聞いて、子どもたちはキョトンとするはずです。ずるいって、どういうこと? といった感じに。

そのあと、間髪を入れず、クラス全員にこう尋ねます。

「教室を走り回るなんて楽しいよね。先生が『やってもいい。』と言ったら、やりたい人?」

テンションをあげてこう言えば、ほとんどの子が「はい!」と手を挙げ答えます。そこで、

「ほら見てごらんなさい。みんなやりたいのです。でも、きまりだからがまんしているのです。

きまりを守っているみんな、えらいね!

あなたたちは、そのきまりを破り、自分たちだけ勝手に楽しいことをしたのですよ。ずるいと思いませんか。

どうせ楽しいことをやるなら、みんなでいっしょにやりましょう。いいですね。」

――このつづきがあることはあるのですが、それは省きます。

「危ないからやめなさい。」という指導が悪いと言っているわけではありません。しかし、これでは、指導の対象は違反した子だけになります。

そうではなく、クラス全員を巻き込むのです。

そうすれば、「ピンチ」が「チャンス」に生まれ変わります。


ちなみに、この方法、この考え方は、大昔に職場で教わったものです。




学級だより №64