2023/07/26

授業参観のネタ ①

 私は、授業参観では「授業参加」と称して保護者にも授業に参加してもらうことにしています(全てではありませんが)。

  1・2年生を受け持った時は ―― 例えば、こんな感じに。

「これから、漢字スキルのコピーをお渡しします。子どもに戻ったつもりで一緒に練習してみてください。鉛筆は、お子さんから借りてくださいね。」
 そう言うと、みなさん、ニヤッとします。
 続けて、このように言います。
「ただし、利き手とは逆の手で書いてください。もちろん、ふざけて言っているのではありません。理由はあとで言います。」
 保護者のみなさんには、机はないので、ロッカーの上で書いてもらいます。
       ――しばらくして――
「どうですか、なかなか思うようには書けないのですよね。私もきれいな字は書けません。
 そして、この利き手と逆の手――これは、低学年の子の利き手と同じようなものです。低学年の子の利き手は、まだまだ発展途上なのです。
 お子さんが宿題をやっている様子を見て、『お手本をなぞるだけなのに、何でこんなにずれたりするんだ。』などと思われたことはないですか。でも、発展途上なのですから、ずれて当然。うまく書けなくて当然です。
 実際にこのように書いてみて、お子さんの気持ち、理解できたのではないでしょうか。
 がんばっているお子さん、偉いと思いませんか。あとで、いっぱいほめてあげてくださいね。」
 このように話すと、みなさん、「うんうん」とうなずいてくれます。

 この実践、おすすめです。機会があったらぜひ!

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学級だより №64