子どもたちが百人一首を自主的に覚えるためのポイントは、大きく2つあると思っています。
一つは、「ゲームをすること」
もう一つは、「ほめ続けること」 です。
①ゲームをする
子どもたちが自主的に覚えるのはなぜか。それは、ゲームで札を取れるようになりたいからです。
百人一首を覚えれば、上の句を聞いただけで取れるようになります。
「覚えたら覚えるほど強くなる」ということを実感することができます。
そうすると、ゲームがより楽しくなってきます。覚えようというモチベーションが上がります。
②ほめ続ける
それまで百人一首にふれたことのないクラスの場合、
ゲームを何回かやると、このように言ってくる子が必ず出てきます。
「先生、わたし、1首覚えました。」
そこで、
「それはすごいね。ぜひ、聞かせてください。」と言います。
きちんと言えたら、思い切りほめます。そして、
「○○さんは、百人一首を1首覚えて、先生に聞かせてくれました!」
そうすれば、
「ぼくも言えます。」「わたしも。」
となります。
あとは、ひたすらほめ続けます。
「すごいね。」「よく覚えたね。」
仮に、きちんと言えなかったとしても
「惜しかったね。でも、先生に言いに来たことうれしかったです。また挑戦してね。」
この流れができると、うれしい限りなのですが――担任一人で聞くのはしんどくなってきます。
それを解消する一つの手として、土曜参観を活用します。
参観(私のクラスでは「参観」ではなく『参加」と言っていますが)された保護者に協力してもらうのです。
みなさん、喜んでやってくれます。
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