2023/10/04

百人一首について その2

 子どもたちが百人一首を自主的に覚えるためのポイントは、大きく2つあると思っています。

 一つは、「ゲームをすること」

 もう一つは、「ほめ続けること」 です。

①ゲームをする

 子どもたちが自主的に覚えるのはなぜか。それは、ゲームで札を取れるようになりたいからです。

 百人一首を覚えれば、上の句を聞いただけで取れるようになります。

「覚えたら覚えるほど強くなる」ということを実感することができます。 

 そうすると、ゲームがより楽しくなってきます。覚えようというモチベーションが上がります。

②ほめ続ける

 それまで百人一首にふれたことのないクラスの場合、

 ゲームを何回かやると、このように言ってくる子が必ず出てきます。

「先生、わたし、1首覚えました。」

 そこで、

「それはすごいね。ぜひ、聞かせてください。」と言います。

 きちんと言えたら、思い切りほめます。そして、

「○○さんは、百人一首を1首覚えて、先生に聞かせてくれました!」

 そうすれば、

「ぼくも言えます。」「わたしも。」

となります。

 あとは、ひたすらほめ続けます。

「すごいね。」「よく覚えたね。」

 仮に、きちんと言えなかったとしても

「惜しかったね。でも、先生に言いに来たことうれしかったです。また挑戦してね。」


 この流れができると、うれしい限りなのですが――担任一人で聞くのはしんどくなってきます。

 それを解消する一つの手として、土曜参観を活用します。

 参観(私のクラスでは「参観」ではなく『参加」と言っていますが)された保護者に協力してもらうのです。

 みなさん、喜んでやってくれます。

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学級だより №64