№ 3 2024年4月11日
今日も、先日の始業式の日のことから。
この日、お子さんは大量の手紙や教科書類を持ち帰ったことと思います。ですから、それを配るのにとても時間がかかったのですが――保護者の皆様も、目を通すのが大変だったのではないでしょうか――その時の様子です。
私は、各列の先頭に座っている子どもたちに「はいどうぞ。」と言いながら、手紙を渡していきました。そのとき、何人かの子が、「ありがとうございます。」と言ってくれました。
「ありがとうございます。」──いい響きですね。
そこで、こんな話をしました。
「先生が、手紙を配っていたとき、『ありがとうございます』と言った子が何人もいました。それを聞いて、先生はとてもうれしい気持ちになりました。どうもありがとう!」
すると、2枚目の手紙を渡したときには、全員が「ありがとうございます」と言ってくれました。
また、うしろの子に渡す様子を見ていると──。手紙を両手に持ち、うしろを向いて「はいどうぞ」──そういうふうにしている子も何人も。
もらった子も「ありがとう」
実に、素敵な光景です。
これを紹介しないわけにはいきません。
「手紙を両手で持って、『はいどうぞ』と言って渡していた人が何人もいました。『ありがとう』と言って受け取っていた人もいました。これができる人は,相手のことを考えることができる人ですね。素晴らしいです。」
この日の終わりには、ほとんどの子がそのようにしていました。
手紙を配り、受け取るというのは、単純でたいくつな時間になりがちですが、この日のそれは決してそうではない、とても素敵な時間でした。
これからも、「ありがとう。」が飛び交う、そういうクラスになってもらいたいと願っています。
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