№ 27 2024年5月13日
今日は給食についてです。
「給食指導」という言葉があります。給食は楽しい食事の時間ですが、同時に学習の時間でもあるのです。
子どもたちには、給食を通して学んでもらいたいことがたくさんあります。
その一つは、「感謝の気持ちを持つこと」「感謝の気持ちを表すこと」です。
ずっと以前のことですが――給食の時間、「ごちそうさま」の前にこんな話をしました。
「今日の給食もとてもおいしかったですね。ところで、この給食を作ってくださった給食室の方々は、みなさんが登校する前から準備をしてくださっています。そして、こんなにおいしい給食を作ってくださっているのです。ですから、本当は『ごちそうさまでした。』『おいしかったです。』と、お礼を言わないといけませんね。でも、みなさんは給食のあとも勉強がありますから、それはできません。
それでも、感謝の気持ちを伝えることはできます。
どうするかというと――きれいに食べるということです。
みなさんが返したお茶碗にご飯粒がこびりついていたらどう思われるでしょう。お皿に野菜のかけらが残っていたらどうでしょう。決してよい気持ちにはなりませんね。
反対に、何も残らずきれいになっていたとしたら、『みんな、きちんと食べてくれたな。』と喜んでもらえると思います。
みなさんが使った食器を見てみましょう。きれいに食べ切っていますか。野菜のかけら、残っていたりしませんか。」
なぜ、こんな話をしたかというと――そうです、子どもたちの食べ方がお世辞にもきれいとは言えなかったからです。
4月当初、子どもたちの食べ終わった食器を見ると、「もう少しきれいに食べてほしいな。」――そう思われるものがたくさんありました。今までそういうことを意識したことがなかったようです。
それでも、このクラスの子どもたちはみんな素直なので、言われたことをきちんとやろうとします。
今では、「今日もきれいに食べたね!!」「何も残っていませんね!!」
ご家庭での食事の様子、いかがでしょうか。
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