№ 52 2024年6月11日
前号のつづきです。
小学4年生まで箸を正しく持つことができなかった私。それでも、当時は学校で箸を使うことがなかったので、そのおかしな持ち方を友だちに知られることはありませんでした。
しかし、夏休みに行われる林間学校では箸を使います。このままでは、友だちに笑われてしまいます。
そこで、林間学校に行く前に特訓を始めました。ところが、指はなかなか言うことを聞いてくれません。また、いつもと違う筋肉を使うので、親指の付け根が痛くて仕方がありませんでした。それでも、2・3日も続けると痛みはとれ、1週間ほどで持てるようになりました。
こういったことを子どもたちに話したあと、一人ひとりに割りばしを渡し、みんなで箸の持ち方の練習をしてみました。
そして、練習が始まりましたが――なかなかうまくいきません。とは言っても、いつもの持ち方と違うのですから、できなくて当然。
私の小学生の頃と同じですね。
でも、みんなあきらめることなく、よくがんばっていました。
この練習をした時間は、ほんの数十分。これだけで、今までできなかったことができるようになるわけはありません。
それでも、そのあと、時間を見つけて練習する子が何人か見られましたし、また、おうちでもがんばったという子もいたようです。
きちんと持てるようになった子が、少しずつですが増えてきました。
そして、先週の終わりに「箸の持ち方検定」をしました。
「合格」と言える子は、何とクラスの9割ほどになりました。また、「意識さえすれば」ちゃんと持てるという子も含めれば、ほぼ全ての子ができるようになりました。
みんなすごいですね!
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